不吉な音
あの日は、久しぶりに実家に帰省し、部屋でひとり、北野武監督作品「アウトレイジ」という、映画を見ていました。
アウトレイジとは、全員極悪ということ。つまりは全員は悪人というわけです。
確かに見ていると、ぼったくりバーでぼったくられたあとから、人は死ぬ、殺しちゃう。いたたたたーー!のシーンは当たり前。拷問シーン当たり前。
銃や鈍器があまりにも普通に出てくるので、あれ?探せばうちにもあるかも?なんて錯覚しちゃうくらいの面白さがこの映画にあります。
そんな穏やかな昼下がりを送っていたところ、わたしはある音を耳にしました。
「・・・ヴゥ~ン・・・」
という、今まで聞いたこともないような音です。
最初は、あれ?たけし、また誰か殺っちゃった?と思っていたのですが、映画の中の大友組たけしは、警察に捕まっておとなしくしています。
ですから、この音の発信場所は、映画からではないのです。
ただ、この音はただものではありません。
なんだか不吉な予感がします。
まさか・・・と思い、外に出てみると、わたしの部屋の窓の横に、大きな大きなハチの巣がありました。
こんな大きいハチの巣は見たことがありません。
アウトレイジの世界でも「(たけしが率いる)大友組はよぉ~・・・早めに潰せ?お前ならできるだろ?」と言っているシーンがあるのですが、ハチの巣に関してもまさにその通り。
早めに駆除することが、新たな被害を出さないことなのです。
普段、加瀬亮なみに人が良さそうと言われるわたしですが、これは黙っていられません。
母になぜハチの巣を駆除せずここまで放置したのか問いただすと、「怖くて何もできなった」と涙ながらに言われました。
これはもう、わたしは駆除するか、ハチの巣駆除業者に頼むしかありません。
わたしはインターネットで、ハチの巣駆除業者を探し始めました。